交通事故の観点で見たとき、世界各国と比べ日本は多いほうなのでしょうか?

日本は交通事故の多い国だった?世界を通して見えた事故事情とは

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交通事故ってどのくらい起きているのだろうと疑問に思ったことはありませんか?

交通事故総合分析センターの情報によると、国内で平成29年に起きた事故の総件数は47万2,165件でした。

この数字は1日に1,288件もの事故が起きていることになります。また、死亡事故の総件数は、3,694件でした。

 

ちなみに総務省の情報では、平成25年時点での交通事故の発生件数上位3ヶ国は

アメリカ(160万件),日本(62万件),インド(48万件)

交通事故の件数だけで見ると日本は、世界的に交通事故の多い国と言えます。

 

世界の事故死亡数

ミニカーと夕日世界保健機関(WHO)の情報では、毎年約135万人以上の人々が交通事故により命を落としていると発表しています。
交通事故による死亡者の半数以上は、歩行者や自転車に乗った人です。

 

また、交通事故による負傷者は、5歳~29歳の子供および若い成人の、主な死因となっています。このことを受けWHOでは、危険運転や救護に関する理解が重要だと警鐘を鳴らしています。

 

人口10万人当たりの死亡者数は18.2人、地域別で見ると最多がアフリカの26.6人、最小は欧州の9.3人、そのほかアジア圏では20.7人となっていました。

 

国別で見ていくと、アメリカ12.4人、日本4.1人、中国18.2人、インド22.6人となっており、地域の平均所得が高いほど交通事故にによる死亡数が少なくなる傾向にあります。

 

実際に道路上の死亡事故の93%は、低所得国を中心に発生していると発表されています。

 

 

日本における交通事故の原因は?

日本では、1日に1,288件もの事故が起こっていますと冒頭でお話をしましたが、交通事故の原因は何が多いのでしょうか?
警視庁より発表されている「交通事故の発生状況」を参考に、原因として高い割合を占めていた3つの要因をリサーチしました。

 

安全不確認→30.6%

一時停止や徐行をしていても、前方の車や人を十分確認していないことを指します。
事故の3割は「確認したつもり」が、車や人を見落としており、事故につながっています。

 

脇見運転→15.6%

こちらも高い割合を占めている原因の1つです。
物を拾ったり、ナビやテレビに集中してしまったり、最近よくある事例としてはスマホの操作が挙げられます。

 

動静不注意→11.3%

安全不確認とは違い、車や人を認識していながら、その動向を予測しないために起こります。「だろう運転」などが当てはまります。

 

交通事故が少ない国の取り組み

日本の10万人当たりの交通事故死亡者数は世界で10位となっています。そこで事故件数が少ないノルウェー、スウェーデンの取組についてまとめました。

 

ノルウェー

ノルウェーでは交通安全に関する意識を高めるために、公共施設や学校を中心に反射板配布したり、シートベルト着用を促すためのCMを流したりなど、交通安全教育および啓発活動に力を入れています。

 

また、歩行者との住み分けを目的としたサイクリスト専用のレーンの設置やルールの広報など、自転車の利用を促す活動を行っています。

 

 

スウェーデン

長期プロジェクト「ゼロ・ビジョン」と呼ばれる交通事故による死者ゼロを目指そうという運動を国内で取り組んでいます。

主な取り組みとしては、交差点を極力少なくしたり、ラウンドアバウトを導入したり、ハード面の整備を積極的に行っています。

ISAと呼ばれる、GPSを利用して速度超過を検知した際に、車へ警告を送るシステムの開発などが進んでいます。