アクセル・ブレーキの間違い
アクセルとブレーキの踏み間違いはよく高齢者にありがちだと言われています。
よくニュースで、
「コンビニの入り口に車が突っ込んできた。ブレーキを踏み間違えたのは60代の女性。」
「お店の壁を車が破って乗り上げてきた。70代の男性。」
など、ブレーキをアクセルと踏み間違えて急発進して、突撃してしまうケースというものがあります。
アクセルとブレーキの踏み間違いは、
国内で数千件にものぼるといわれており、決して希少な交通事故のカタチではないのです。
お年寄りがこういった事故を頻発しているイメージが強いですが、
アクセルとブレーキの踏み間違いは、若い年代にも多いとされています。
特に運転免許を取り立ての20代なども意外によくこういった事故を起こしています。
多くの人が「アクセルとブレーキを踏み間違えることなんてあるの?」と、
こういった事故が起こる事象を不思議に感じることもあるでしょうが、
アクセルペダルとブレーキペダルというものは、同じ足で踏むことが原則です。
通常この踏み分けというのは、長い運転経験で見ないでも行えるものなのですが、
なんらかのイレギュラーが生じると稀にエラーが生じると言われています。
それはドライビングポジションに原因があるといわれています。
その証拠として、クラッチペダルを操作するため、ドライビングポジションが一定になりやすいマニュアル車では、こういった事例は少ないとされています。
バック発進による体制の乱れや、ナビやスマホを見ながら運転するながら運転などで、
咄嗟に判断を迫られると無意識のうちにミスにつながってしまいます。
そして、なぜコンビニや建物に突っ込んでしまうほど大事故に発展してしまうかというと、
アクセルは通常ゆっくり踏んでいくものですが、ブレーキというのは咄嗟であればあるほど力強く踏むことになります。
そこでアクセルと間違えてしまうとフルパワーでエンジンを駆動させることになり、急発進で突っ込んでしまうことになります。
このようにヒューマンエラーはアクセルとブレーキの踏み間違いといった非常に基本的なところにも隠れています。
こういったミスは絶対にしてはいけないのが大前提ですが、
最近では、こういったミスを未然に防いでくれる安全システムが備わった車も発売されており、
最近話題の自動運転システムが完成すればこういった事故はなくなるといわれています。